MMLの楽譜を作成しMIDIやMP3に変換し再生するコーナーです
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MMLの楽譜を作成しMIDIやMP3に変換・再生

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MMLシーケンサー「MMLで作曲&アレンジしよう!」

mml to midi midi sequencer

マビノギ(mabinogi)再生
Pitch:音程
AutoStart:自動再生 / Repeat:繰り返し再生
MMLコマンド一覧 GM楽器マップ GMドラムマップ
CHANNEL:各チャンネルのON/OFF
01 02 03 04 05 06 07 08
09 10 11 12 13 14 15 16
EDIT:編集画面 幅
Player:

MML→MIDI→MP3コンバーター使用説明

「MML」形式により、文字で音楽を書き、「MIDI(SMF)」や「MP3」に変換し再生ます。

皆様の「ご要望」にお答えして、ボリュームやベロシティーと複数トラック、タイ、パン、コード(和音)、「指定箇所の繰り返し」などに対応しました。これで、アレンジの表現力は無限∞大に!ネット上で、どんな曲でも作れます!「MIDIシーケンサー」だけでなくコンバーターとしてもご利用ください。

※トラック名以外は全て半角小文字で入力して下さい。

MML(Music Macro Language)(ミュージック・マクロ・ランゲージ)とは
実装済みのMMLコマンド一覧表
入力例(MML楽譜)
MMLシーケンサーの利点
ボリュームとベロシティーの違い
マビノギ再生
マビノギのMML

実装済みのMMLコマンド一覧表

項目コマンド範囲、使用例初期値
テンポtt1〜t960t120
拍子hh4/4 h3/4 h2/4h4/4
音階cdefgab+-#c g g+ g- c#
音階(絶対値)n1〜n127n60
オクターブ(一括)oo-1〜o9o4
オクターブ(一括)> <>c <c >>c <<co4
オクターブ(個別)~ _~c _co4
音符(一括)ll1 l2 l3 l4 l6 l8・・・l4
音符(個別)数字c1 c2 c3 c4 c6 c8・・・4
付点音符. ..c. c.. r.
タイ&c&c {ceg}&{ceg}
休符rr1 r2 r3 r4 r6 r8・・・
スタッカート(音長)qq8 q16 q32 q64・・・q
後ノリatoato10 ato20 ato30・・・ato0
コード{ }{ceg} {ceg>c}
指定箇所の繰り返し[ ]2[c e g]2
ボリュームww0〜w127w127
ベロシティーvv0〜v127v100
ベロシティー(個別)''(アポストロフィー)'100
ベロシティー(ゆらぎ)yy5 y10y0
楽器音色@@0〜@127@0(ピアノ)
ドラムセット@@1 @9 @19 @25
@33 @41 @57
@1(DRY)
ドラム音色@@35〜@81
パンpp0〜p127p64
トラックネームA〜Z大文字アルファベット
+半角スペース
マルチトラック改行か ;;(セミコロン)
MIDIチャンネルchch1〜16。 ch10はドラムch1
コントロールチェンジ%%0〜127.値
ピッチベンド||-8192〜8191|0
コメントアウト/**//*コメント*/
MMLコマンド一覧表の印刷画面へ

現在のところ、これら以外の指定は動作しません。
ボリュームとベロシティーの違い

テンポ:t

t120

曲を再生する速さ(bpm)を指定します。MML文の最初に必ず指定してください。指定がない場合は 120 で再生されます。曲の途中でテンポを変更する事も可能です。

※チャンネルやトラックごとのテンポ変更はできません。テンポを変えると、必ず曲全体のテンポが変化します。

拍子:h

リズムの構成を指定します。冒頭で1回しか指定できません。曲の途中や、トラックごとの拍子の指定はできません。

2拍子:h2/2 h2/2

3拍子:h3/2 h3/4 h3/8

4拍子:h4/4

音階:c d e f g a b

c d e f g a b

ドレミファソラシを意味します。必ず半角小文字で入力してください。

cdefgab


シャープは「+」で、フラットは「-」と記述します。

c+d+f+g+a+
d-e-g-a-b-

シャープは「#」にも対応しております。

c# d# f# g# a#

音階(絶対値):n0〜n127

n60 n61 n62 ・・・

音階を絶対値で指定します。「n60」は「o4 c」と同じ音を意味します。nにも付点音符、複付点音符が使えます。
MIDIノートナンバーを知っている場合は、この方法で記述した方が調べる手間が省けます。

オクターブの一括指定:o

-1から9までの値で指定します。

o-1 o0 o1 o2 o3 o4 o5 o6 o7 o8 o9

それ以降の音のオクターブの高さを一括で指定します。何も書かないとオクターブ「4」、88鍵のピアノの中心部分の高さになります。

「< >」で一括指定する方法


<
1オクターブ下がります。←の意味です。

>
1オクターブ上がります。→の意味です。

oや < > でオクターブを指定すると、その後の全ての音のオクターブが変化しますから、1音だけオクターブを上げたい時は、

o5 c o4 c >a<bcd

などと記入します。

オクターブの上げ下げの指定を逆にしたい場合は、最初に
#OCTAVE REVERSE
という文字を書き入れて下さい。
そうすると「<」でオクターブがひとつ上がり、「>」でオクターブがひとつ下がるようになります。

オクターブの個別指定


音の直前に記述して、次に来る音のオクターブだけを変える事ができます。

~
(波ダッシュ)(SHIFT+^)で1オクターブ上がります。

_
(アンダーバー)1オクターブ下がります。

必ず音(cdefgab)のすぐ前に書いて下さい。例えば以下の記述は目的通りには動作しません。

~ v127 c
_ v100 c

音符:l(小文字のエル)

「l4」などとしてまとめて指定する方法と、
音の後に数値で指定する方法があります。

1全音符
22分音符
44分音符
88分音符
1616分音符
3232分音符
6464分音符

3全3連符
62分3連符
124分3連符
248分3連符
4816分3連符

l1 l2 l3 l4 l6 l8 l12 l16 l24 l32 l48 l64

音符を個別に指定する方法

c1 d2 e4 f6 g8 a12 b16 c24 d32 d48 f64

音の直後に音符が指定されていない場合、前の「l」で指定した音符の長さで発音します。
音符の指定が全くない場合は4分音符で発音します。

l16 cdefgab8

この場合、「cdefga」は16分音符で鳴り、最後の「b」だけが8分音符で鳴ります。

イレギュラーな音符を指定する方法

例えば7分音符や11分音符とかいった珍しい音符でも指定できます。


付点音符:.

音符に半分の長さを付け加え、長さを1.5倍にする付点音符です。「.」(ピリオド)を音や音符の次に書きます。

c.
c8.

c..

複付点音符にも対応しました。この場合、音符の長さは1.75倍(1+0.5+0.25)となります。

コードの場合も付点音符、複付点音符が使えます。

l8 {ceg}.{c16eg}{ceg}.{c16eg}

タイ:&

c8 & c8

二つの音符を連結させます。高さの違う音同士を連結させるとエラーになります。

次に繋げる音の音符を指定する場合は、音の後に音符の数字を加えてください。

c & c16

以下の書き方は、音同士がつながりません。

c & l16 c

スラーについて

スタッカート(音長)を指定せずに普通に音符を書けばスラーで演奏されます。

休符:r

r r4 r8 r16 r32 r64

休符も音階と同様に、後に付点音符を指定できます。

r. r4. r8. r16. r32. r64.

スタッカート:q

q8 q16 q32 q64

その音符を発音する長さ(ゲートタイム)を音符で指定します。音の発音するタイミングはそのままで、音の長さだけが変化します。
無指定の状態では音同士がなめらかにつながれたレガート演奏になります。

例えば以下の例では、元の音符の半分の長さで鳴ります。

l4 q8 cccc

スタッカートの効果を解除したい場合は、qの後に何も数字を記入せずに書きます。

l4 q8 cccc q cccc

スタッカートはコードの中でも使えます。

l1 {c q32 e g}

こうする事で、特定の音だけ音の長さを短くする事ができます。

次のコードに移る前に必ずスタッカートをリセットしてください。

l4 {c q64 e g} q {c q64 e g} q {c q64 e g} q {c q64 e g}

後ノリ:ato

音をどれだけ遅く発音させるかをタイム値で指定します。指定する音符の長さを越えた値を入力すると音が止まらなくなりエラーになります。

ato50 cccc ato100 cccc ato cccc

各音符の長さ:♪=960
1全音符3840
22分音符1920
44分音符960
88分音符480
1616分音符240
3232分音符120
6464分音符60

3全3連符1280
62分3連符640
124分3連符320
248分3連符160
4816分3連符80

これを利用すると、ギターのストローク等といった、よりヒューマンな演奏を再現する事ができます。

後ノリはコードの中でも使えます。

{c ato25 e ato50 g ato75 b ato100 ~d}

コードの場合は単音と違い、発音の遅れの積算で書き入れていきます。例えば以下の記述では「e」と「g」が同時に発音されてしまい、ストロークになりません。
{c ato20 e ato20 g}

後ノリを解除するには、

ato

と、後ろに何も書かずにします。次のシーンで後ノリを解除しないと、以降の音がずっと遅れて発音されてしまいます。

コード:{ }

複数の音(和音)を同時に発音します。発音する音を { } で囲みます。

l8 {ceg} {cegb>d} {n60 n64 n74}

{}の前に「l」で音符を指定してください。

コードの{ }の中{ 内側 }で使えるコマンド

最初のコード構成音の後に音符を書き入れる事ができます。

l8 {ceg} {c16eg} {c16eg} {ceg} {c16eg} {c16eg}

コードの中でも各種コマンドでオクターブが指定できます。

o4 {ceg o5 c} {o4 ceg > c} {< ceg ~ c}

コードの中でもベロシティーが指定できます。トップノートだけを大きく響かせたい時に便利です。

{v32 ce v127 g} {v32 ce v127 g} {v60 c e '127 g}

コードの中でもスタッカートが指定できます。特定の音だけを短くしたい時に使用します。

{c e q32 g} これで「g」だけが32音符の長さになります。

コードの{ }の外側でコードに効果をもたらすコマンドの例

コードにもタイが使えます。

{ceg}&{ceg} {ceg} {ceg} {ceg} {ceg}&{ceg} {ceg}

付点音符、複付点音符

{ceg}. {ceg} {ceg}. {ceg} {ceg}. {ceg} {ceg}.. {ceg}

スタッカート

l8 q32 {ceg} {ceg} {ceg} {ceg}

コードの{ }の中{ 内側 }で使えないコマンド

t l . & r w @ p

これらの指定は{コード}の前か後に指定してください。

指定箇所の繰り返し:[]数字

[繰り返し部分]繰り返す回数

例)
[c e g]4

これで「c e g」の部分を4回繰り返します。二重入れ子には未対応です

ボリューム:w

w80

0〜127の範囲で、そのトラックのボリューム(音量)を指定します。指定がない場合、127で発音します。

ベロシティー:v

v100

l4 o4 v100 c3 v50 c v100 d v50 d v100 e v50 e v100 d v50 d

0〜127の範囲で、そのトラックのベロシティー(鍵盤を押す強さ)を指定します。指定がない場合、100で発音します。

ベロシティーの個別指定

'127 c ccc '50 c ccc

「v」(ベロシティー)同様、その音の前に、ベロシティーの値を0〜127の範囲で指定します。その次に来る一つの音だけベロシティー値が変化します。

ベロシティー(揺らぎ):y

y3 y5 y10 y15

ベロシティーの大小のランダムな変化(揺らぎ)の幅を指定します。「y5」と指定すると、ベロシティーが-5〜+5の範囲で変化します。音ひとつひとつに対して作用しますので、コードトーンの1音1音のベロシティーも変化します。演奏の機械的なニュアンスを和らげたい時に便利です。

音色:@

@0

MIDI GM楽器音色マップや、MIDI GMドラム音色マップに基づき音色を確定します。

同じMIDIチャンネルにおいて、曲の途中で音色を変更する方法

・音色を変更後に少しの休符を置く

例1)
@0 c c @8 r r c c

例2
@0 c c8 @8 r8 c c

・同じMIDIチャンネルに設定した別トラックで、次の音色が鳴る少し前に音色を変更する

@0 cc cc
rr16 @8


つまり、音色を変更した後に、空白の時間が必要になります。

同じMIDIチャンネルで曲の途中で音色を変更すると、音そのものの残響音やエフェクトなどの関係で雑音が入る場合がありますので、必ず十分な長さの休符を挟んでおいた方が無難です。

パン:p

p0
p127

0で左、64で中央、127で右定位になります。音の定位を微妙にずらすと、サウンドに広がりが出てきます。初期設定だけではなく、曲の途中で何度でもパンを指定できます。トラックチャンネルを別にしないと、音場を振り分ける事ができませんので必ず別のトラックチャンネルを指定して下さい。

トラックネーム:A〜Z

各行の先頭の大文字アルファベットは「トラックネーム」として認識され演奏に影響を与えません。

A cdefgab

トラックネームは大文字のアルファベット1文字とそれに続く半角スペースで記述してください。現在のところ、同じトラックネームのデータのマージ機能はありませんので、他のトラックで指定した音符などの各種設定は、他の同じトラックネームのトラックに引き継がれません。必ず再指定してください。

複数トラックの記述方法

マルチトラックが可能です。各トラックの分けかた

改行でトラックを分ける場合

ceefgab ceefgab
ccccccc ccccccc

この場合、トラック数は2トラックになります。

テンポ以外の各種設定は、その行の先頭部分に記述してください。改行すると、その設定は次に反映されません。

「;」(セミコロン)でトラックを分ける場合

cdefgabc;cdefgabc;
ccccccc ccccccc
ccccccc ccccccc
ccccccc ccccccc
ccccccc ccccccc;

この場合、トラック数は3トラックになります。

内容をみやすくするために、「;」でトラックを分けます。改行は無視されます。こうする事で、行が長くなり過ぎて読むのが困難になる事を防ぎます。小節数ごとに改行すると管理しやすくなります。

※改行形式と「;」形式を混在させる事はできません。必ずどちらか一方に統一する必要があります。

MIDIチャンネルの指定:ch

ch1 cdefg
ch2 efgab

MIDIチャンネルの指定がない場合、チャンネル1 として再生されます。

MIDIチャンネル数は1から16トラックまでのマルチチャンネルです。
トラック数に制限はありません。無限にトラック数を増やしていく事ができます。
MIDIチャンネルは「ch」で指定し、各トラックは「;」もしくは改行で区切ります。

「ch10」はドラム専用のチャンネルです。このチャンネルはドラム音色しか鳴りません。複数のトラックのMIDIチャンネルを「ch10」と指定する事で複雑なリズムを組んでいく事ができます。GMトラム音色一覧

MIDIチャンネルは、入力画面のチェックボックスで、それぞれ再生の「ON/OFF」を指定できます。現在のところ、パートごとの「ON/OFF」指定はできません。

t120
ch1 @0 o4 l8 v80 r r c r r c r;
ch2 @0 o4 l8 v80 r r e r r f r;
ch3 @0 o4 l8 v80 r r g r r a r;
ch4 @33 o2 l8 c o3 c o2 c o3 c o2 c o3 c o2 c o3 c;
ch10 @0 o1 l2 b b;
ch10 @0 o2 l8 g+ g+ g+ g+ g+ g+ g+ g+;
ch10 @0 o2 l4 r e r e;

コントロールチェンジ:%

MIDIの各種コントロールチェンジを指定します。

モジュレーションの場合:
%1.127

%のすぐ次にコントロールチェンジの種類の番号を書き、「.」の後に値を書き入れます。

使用用途の多いコントロールチェンジ一覧

ctrl 1モジュレーション
ctrl 10パンポット
ctrl 11エクスプレッション
ctrl 64ダンパーペダル(ホールド1)
ctrl 67ソフト・ペダル
ctrl 91エフェクト リバーブ
ctrl 92エフェクト トレモロ
ctrl 93エフェクト コーラス
ctrl 94エフェクト セレステorヴァリエーション
ctrl 95エフェクト フェイザー
全てのコントロールチェンジ一覧はこちらをどうぞ

再生環境によっては、効果が得られない場合があります。
その場合は、別途ソフトウェア音源を導入する必要があります。

コード { } の中では記述できませんので、コードの途中で効果を与えたい場合、MIDIチャンネルを同一に設定した別のトラックに記述してください。コントロールチェンジ専用のトラックを作っておくと便利です。

コントロールチェンジの記入例

モジュレーション:ビブラートをかける
モジュレーションゼロ:%1.0(初期値)
モジュレーション最大:%1.127

ダンパーペダル:音を伸ばす
ペダルを外した状態:%64.0(初期値)
ペダルを踏んだ状態:%64.127

パンポット:音の左右の定位
左側:%10.0
中央:%10.64(初期値)
右側:%10.127

エクスプレッション:演奏中の音量変化
最大:%11.127(初期値)
最小:%11.0
元の音量に対する音量の割合を0〜127の範囲で指定します。
絶対値指定ではない事に注意です。

リバーブ:エフェクト残響効果
最小:%91.0(初期値)
最大:%91.127

ピッチベンド:|

|の押し方: [SHIFT]+[\]

シンセサイザーのピッチベンドホイールやギターのチョーキングなどを表現する時に使用します。

全音上げる場合:|8191
全音下げる場合:|-8192

半音上げる場合:|4096
半音下げる場合:|-4097

ピッチベンドの場合、必ず、MIDIチャンネルを同一に設定した別のトラックに記述してください。ピッチベンド専用のトラックを作っておくと便利です。

ピッチベンドレンジの変更のしかた

以下のように書くと、ピッチベンドの変化の幅がピッチベンドレンジの最大値である「12=1オクターブ」になります。

ch1 %101.0 %100.0 r1000 %6.12 %101.127 %100.127
;
ch1 l1 c
;
ch1 l16
|-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r
|-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r
|-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r
|-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r |-8192 r |8191 r
;

MSB(101)、LSB(100)を設定したら、ほんの僅かな間隔を開けて(r1000)、ピッチベンドレンジ(%6.12)を指定します。
最後はMSB、LSBにNULL値を送信し(%101.127 %100.127)、指定を封鎖します。

ピッチベンドレンジと音程との関係
1半音
2全音
43度
75度
96度
121オクターブ

コメントアウト

/* コメントアウト */

/* */ で囲んだ部分は、覚え書きや解説部分として解釈され、演奏に影響を与えません。

ボリュームとベロシティーの違い

MIDI打ち込みの経験がない場合に勘違いしやすいのが、ボリュームとベロシティーの違いです。

ボリュームとは、テレビのボリュームと同じ意味で、そのトラックの全体の「音量」を指定します。
ベロシティーは、その音ひとつひとつを「弾く強さ」を指定します。

ボリュームで強弱を付ける事も可能ですが、ボリュームとは「全体」の音量ですので、複数の音を同時に音を出す場合、一つ一つの音の大きさを指定する事ができません。

また、電子音はベロシティーの強弱によって音色の表情が変化する様にプログラムされている場合があります。

そのため、その音を出す際の強弱はボリュームではなく、ベロシティーで指定するのが正解です。

マビノギ再生

マビノギ形式のMML楽譜を入力してMIDI音源で簡易再生します。マビノギ形式のMMLは、このチェックを入れて再生しないと正常に再生されません。また、形式の違いにより元のままの状態で再生されない場合があります。

オクターブの上げ下げの指定を逆にしたい場合は、最初に
#OCTAVE REVERSE
という文字を書き入れて下さい。
そうすると「<」でオクターブがひとつ上がり、「>」でオクターブがひとつ下がるようになります。

また、普通のMIDI形式で作られた曲を、このチェックを入れて再生すると正常に再生されません。

マビノギ形式のMMLに、ベロシティーなどのMIDI特有の情報を付け加え編集し、より本格的な演奏にする事ができます。

マビノギ音色の種類にはまだ対応しておりません。マビノギ音源への対応は未定です。

マビノギについて、詳しくは、こちらをどうぞ。


入力例(MML楽譜)

音符

t120
c d e f g a b ~c
;


ドレミの歌

t120 l8
c d e f e d c r
e f g a g f e r
c r c r c r c r
l16 c c d d e e f f l8 e d c r
;

付点音符 ドレミの歌

t120 l8
c8. d16 e f e d c r
e8. f16 g a g f e r
c r c r c r c r
l16 c. c32 d. d32 e. e32 f. f32 l8 e d c r
;

タイ

t60 l8 o4
c & c d e f g & g f e d
c
;

オクターブ

t120 l8
c d e f g a b
o5 c d e f g a b
o6 c d e f g a b
> c d e f g a b
> c
;

ベロシティー

t120
v100 c v60 c v100 c v60 c
v100 {c e g} v50 {c e g}
v100 {c e g} v50 {c e g}
;

マルチ・トラックとコメント・アウトの例「ちょうちょ」

/* メロディー */ ch1
g e e & e f d d & d c d e f g g g r
g e e e f d d d c e g g e e e r
d d d d d e f & f e e e e e f g r
g e e e f d d d c e g g e e e r
;
/* 伴奏 */ ch1 v70 l2
{c e g}&{c e g}{_g _b d}&{_g _b d} {c e g}&{c e g}{c e g}&{c e g}
{c e g} {c e g}{_g _b d} {_g _b d} {c e g} {c e g}{c e g}&{c e g}
{_g _b d}{_g _b d}{_g _b d}{_g _b d} {c e g} {c e g}{c e g} {c e g}
{c e g} {c e g}{_g _b d} {_g _b d} {c e g} {c e g}{c e g} {c e g}
;
/* テンポ */ ch3 t120 l1
rrrr
rrrr
rrrr
rrr l2 t90 r t45
;

POPS

t120
/*Piano*/ ch1 @0 o4 l16 v80 y3
[
{c e g} r r r {c e g} r r r
r {c e g} r {c e g} {c e g} r r {c e g}
r r r r {c e g} r r r
r {c e g} r {c e g} {c e g} r r {c e g}
]2
;
/*Strings*/ ch2 @50 o4 l2 v50 p48 y1
[ b ~c ~d c ]2
;
/*Bass*/ ch3 @33 o2 l8 y3
[ c o3 c o2 c o3 c o2 ]7
c o3 c o2 c o3 c
;
/*Bass Dr*/ ch10 @0 o1 l4 v100 y1
[b b b b ]2
;
/*Close hi-hat*/ ch10 @0 o2 l8 v100 y3
[ g+ v70 g+ v100 g+ v70 g+ v100 ]8
;
/*Snare drum*/ ch10 @0 o2 l4 v100
[ r e r e ]4
;
/*Snare drum ghost note*/ ch10 @0 o2 l16 v30 y2
[ r r r r r r r e r e r r r r r e ]4
;
/* Crash Cymbal 1 */ ch10 @0 o3 l1 v40
c+
;

ボサノバ編成

t60
/* Bass */ ch1 @33 o2 l8 y2
[ f.c16c.f16 f.c16c.f16 f.c16c.f16 f.cc. ]2
;
/* Piano */ ch2 v90 o4 l16 y5
[
{_a d g} r {_a d g} r r {_a d g} r {_a d g} & {_a d g} {_a d g} r {_a d g} & {_a d g} {_a d g} {_a d g} r
]4
;
/* Side Stick */ ch10 v80 l8 y3
[ r o2d- r o2d- r o2d- r o2d- ]4
;
/* Tambourine */ ch10 l16 o3 y1
[ v50f+ v20f+ v50f+ v20f+ v55f+ v20f+ v50f+ v20f+ ]8
;

ブルースピアノ

/* 左手 */ ch1 l8 o2
[ c ~c ]16
;
/* 右手 */ ch2 l8
[ {e e- g} c {f a} c {f+ g b-} c16 {f16 a} c {f a}
c {e g} {f a} c {f+ g b-} c16 {f16 a} c {f a} ]2
;
/* アドリブ */ ch3 o6 l32 v40 ato2
e f f+ g [ c{g ~c} ]62
;

MMLシーケンサーの利点

一般的なシーケンサーは、機能が豊富になればなる程、そのソフトウェアの操作を覚える事に多大な時間を費やされます。しかしMMLシーケンサーの場合、ただテキストを編集していくだけで済み、音程や音符、休符とかいった極めて音楽的な形式で記述していきますので、楽譜の学習も同時に行える、という利点があります。

これまで色々なシンセサイザーのシーケンサーやシーケンスソフトを使用してきましたが、MMLシーケンサーの方が断然素早くアレンジを組んでいける事がわかりました。

MML(Music Macro Language)(ミュージック・マクロ・ランゲージ)とは

8ビットパソコンのN88BASICの頃の時代から存在する、テキスト形式の音楽記述言語です。慣れてくると、文章を書く様にサクサクとアレンジを組んでいけます。

実際のMMLは色々な記述形式が存在しておりバラバラなのが現状ですが、基本的な指定においては、最も一般的なコマンドを採用しています。

「ato」「%」「|」「y」などは、音楽感情表現の拡張のために開発した、このネット音楽教室独自のコマンドです。この他にも、様々なコマンドを今後開発していきます!





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