音楽療法について 曲の選び方 聴き方 など
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音楽療法について

こんにちは! 音楽療法について解説するコーナーです。音楽療法は性別や年齢を超えて効果を発揮します。「音楽療法」というと何か専門的な知識が必要なのではないか?と、たじろいでしまうかもしれませんが、要は「いかに良い曲を、いかに良い環境で適切な時間に聴き続けるか?」という事ですから、曲の選定と聴き方・聴かせ方さえ間違わねば、だれでも家庭内で行える方法です。子守唄を子供に聴かせるのに資格などいりません、よね?、そういう事です。

悲しさ、楽しさ、とまどい、抑揚感、感動・・・、音楽とは実は言葉以上に様々な感情を表現しますから、良い音楽を聴いていくうちに、次第に心が成長し豊かになっていくのですね。


音楽療法は人間以外にも有効

音楽は人間だけでなく、生きている様々な生命体に影響を及ぼします。よく、植物を育てる環境においてクラシック音楽を聴かせると生育が良くなる、という話を聞きます。「植物に耳はない」としても、音は空気を解し振動・波動として伝わりますから、良い音楽には良い波動があるらしい、という事が容易に想像されます。

植物ですらそうなのですから、耳がある生命体であれば、全て音楽療法が有効である、という事になります。


音楽療法のための環境

外出先では無理でも、自宅では極力小さい音量で、スピーカーから流れてくる音を聴くのが最適な音楽療法の方法です。

聴き方

前述のように音とは波動でもありますから、実は耳だけで聴いているのではく、体全身で聴いているものです。生ピアノや生ギターを弾いていて全身が喜びに包まれる感覚を覚えた事はありませんか?音楽を聴く時は、生演奏や、スピーカーなど、より自然な状態で聴く事が肝心です。イヤホンやヘッドフォンで音楽を聴いていると、徐々に聴力が低下し、最悪「難聴」になってしまう場合があります。

仕事柄、ヘッドフォンで音場確認をする事が多いのですが、たまに頭痛に悩まされる事があり、それでようやく気付いたのです。その後は、可能であれば極力スピーカーから流れる小さい音を聴くようになりました。

適切であり適度でもある音量で

音量は、できるだけ小さい音量で聴くのが最適です。音楽療法とは、今日始めて今日すぐに効果が出るようなものではなく、また大音量で聴いたから効果がある、というものでもありません。いやむしろ大音量は逆に心を乱してしまうだけですから絶対に大音量で聴いてはいけません。できるだけ小さい音量で聴く事で聴力が研ぎ澄まされていきます。細く長く気長に続けていくのが一番です。



音楽療法に適した曲の選び方

情操教育のための曲

「子供の情操教育のための音楽」、とよく言われます。音楽とは言語よりもさらに原始的で、様々な感情を音によって表現します。この本能的・原始的・普遍的な感情を持った「良い音楽」を聴き続ける事で、幼い感情が次第に大人へと生育していく事が期待されます。

例えば情操教育、つまり心の生育に適した音楽といえば、民謡やクラシックなどの「優しい」音楽です。曲によっては、ポップスやフォークミュージックや演歌にも音楽療法に適した曲があります。つまり、裏を返せば、音楽療法に適さない曲もある、という事です。例え同じジャンル、作曲家・同じアーチストであっても、音楽療法に適した曲と適さない曲がありますから、作り手やジャンルだけで判定するものでもありません。あくまでも、その曲一曲一曲ごとに個別に判定していくしかありません。義務教育の学校の音楽の教科書に載っている曲は、厳しい判定を通過していますから、おおむね「音楽療法に適した曲」であるといえます。

曲の判定については、優しい心を表現しているか?愛情を表現しているか?純粋な喜びを表現しているか?思いやりを表現しているか?など色々ありますが、難しい事は何もなく、「人間としての高度で安定した感情や道徳心を持ち合わせた曲であるか?」、という、本質的な部分です。

自然音を模倣した曲

音楽には自然音を模倣した様な曲があります。眼を閉じて聴いていると豊かな自然の風景が浮かんで来るような曲は、おおむね音楽療法に適した曲であるといえます。複音楽やオーケストラなどは、自然の様々な音を色々な楽器で表現したものが多く、音楽療法に適した曲が多いです。

若返りのための曲

例えば、ある人が青春時代に聴いていた曲を、再び毎日聴くようになったら心が体が若返った!という話を聞いた事はありませんか?音楽には流行というものがありますが、「音楽というものに古いも新しいもないのだ」という究極の真実に気付けば、流行に振り回されずに、自分が一番感性が豊かだった頃に好きだった曲を聴き続けるのが一番の若返りの方法である、という事に気付いていきます。例えば海外では色々な音楽ジャンルが「時代」という直線的な配置ではなく、全てが並列した同時進行形として扱われ、リスナーに親しまれている、という現状があります。クラシックもカントリーミュージックもフォークもジャズもボサノバもロックもR&BもHip-Hopも全て横並びとして並列して存在しているのです。

精神疾患の改善のための曲

音楽とは、実は心を癒す音楽だけではありません。悲しみや不安感、絶望感、高揚感などを無駄に煽ってしまうような曲は絶対に選んではいけません。心の病を治すための曲の判定は非常に慎重にすべきです。健常な状態の心でなら受け入れられる曲でも、心が痛んでいる時には受け入れられない場合があります。どういった曲が人にどういった心の変化をもたらすのか?については客観的に長期的に勉強していく必要があります。



演奏する事による音楽療法

音楽療法とは、ただ音楽を聴くだけでなく、歌う・踊る・演奏する事によっても効果を発揮します。実際に口を体を動かす事により、また別の効果が生まれていきます。

歌う事は心の開放と共に、音楽という範疇を越えた「発声練習」として非常に有効です。声が磨かれていけば、自分の人生を切り開いていく際の強力な武器となってくれます。

曲に合わせて踊る、という行為はリズム感の養成=心の安定となります。「体内に安定したリズム感が身に付く」、という事は、「体内に安定した心が身に付く」、という事と同義であると考えてもいいと思います。またダンスと決断能力の向上には深い関係があります。

曲を実際に楽器で演奏する事で、その曲の本質をより深く理解できていきます。また、楽器練習は、認知症を予防・改善する方法の一つとしても最適です。



選んだ曲をいつ聴くか?

例え音楽療法に適した曲であっても、その曲を「いつ聴くか?」が肝心です。例えば、眠る前に元気が出るような曲を聴いてしまっては眠れません。

心が健常な状態であれば大丈夫ですが、「アーチストのアルバムを一括再生する」、というのは、心が不安定な状態の時は避けたいものです。何故ならアルバムには視聴者を惹きつけるために、曲ごとに様々な感情を刺激する色々な曲が詰め合わされているもので、時として心が滅入ってしまう場合があるからです。「テレビやラジオや有線を流し聴きする」のも同様です。選んだ曲を聴く時間をも設定する必要があるのです。

曲目の再生リストを作る

「音楽療法」と称して様々な曲集が販売されていますが、まずは自分で再生リストを作ってしまうのがオススメです。自分が知っている、自分が好きな曲であれば比較的安心だからです。

メディア・プレーヤーには大抵、プレイリストの編集ができる機能が付いています。例えば、「目覚めてすぐ」「心を落ち着けたい時」「気が滅入った時」「怒りを静めたい時」「食事中」「優しい気持ちになりたい時」「眠りに入る前」などといった、心の状態ごとにプレイリストを作り、プレーヤーで一括リピート再生できるようにしておきます。こうして、そのシーンごとに再生し聴く事で、安定した心の状態を保てるようになっていきます。

※曲の音量は音源によってバラバラなものです。各曲の音量を均一にする機能が付いたメディア・プレーヤーであれば最適です。
例)Windows Media Player
[プレイ ビュー]→[拡張設定]→[クロスフェードと音量の自動調整]→[自動音量調整をオンにする]

再生リストは順次内容を改正する

「この感情の時、この時間に聴いていて気分が悪くなった」という曲は、順次候補から外し、また別の曲を入れてみます。また再生する順番についても吟味を繰り返します。実は曲順とは非常に大事で、例え同じ曲集であっても再生の順番が不適切だと不快感をもたらしてしまうものです。こうやって徐々にその時の心の状態に最適な曲目リストへと進化させていきます。



積極的な音楽療法

音楽療法とは「心を育む」「心を治す」ものですが、ここでは、音楽療法の、より積極的な使い方について書いていきます。

能力開発としての複音楽

普通の曲は、一つのメロディーが主役で、他のパートは和声を弾く、いわばギターやピアノの弾き語りのような曲が大半ですが、複音楽とは、全てのパートが、それぞれ異なるメロディーを奏でる音楽の事です。つまり一人の人の話を聞くのと、複数の人の話を同時に聞くのと同じ位の違いがあります。

つまり複音楽とは、それを聴いているだけで、複数のパートを同時に聴く(複数の人の話を同時に聞く)能力が身に付いて来ますから、これは音楽の領域をも超えた、能力開発になるのです。バッハのインヴェンションやシンンフォニアやフーガなどが推奨されるのは、このためです。

頭の回転速度を上げるための速聴

危険な場合も多いので要注意であります。

有名なピアニストは超絶なスピードで曲を弾く事ができます。「指が高速に動く」という事は、「頭の回転速度が通常の人よりも速い」という事です。では、それを真似するには、まずは速い速度で曲を聴く練習する方法が第一です。

この「速聴」は音楽に限定したものではなく、録音した人の会話を倍速で聞いたりして「記憶術」にも応用できるものです。続けていくと最初のうちは聴き取れなかった音が徐々に聴こえてきるようになってきます。

音楽業界の人で、たまに非常に小さい声&早口な人がいるのですが、どうやら、相手が「この音が聴き取れるかどうか?」を無意識的に判定しているらしいのですね。






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