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ピアノのブラインドタッチの練習方法


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ピアノのブラインドタッチ練習曲

Song:曲

音が鳴らない時は
Tempo:テンポ
Pitch:音程
AutoStart:自動再生 / Repeat:繰り返し再生
Tone:音色
No Damper:ダンパーペダルなし
Player:プレーヤー


ピアノのブラインドタッチの練習:ピアノのブラインドタッチ練習曲

各学習過程ごとに練習曲を作成中です。ピアノの音が鳴っていない部分では必ず両手を鍵盤から離し、両肩から下を完全に脱力します。こうする事で鍵盤の位置を探り当てる能力が次第に身に付いていきます。もちろん、これは眼を閉じて練習するのが一番いいのですが、譜面を見ながら練習する方法もあります。

ピアノのブラインドタッチの練習が何故大切か

ピアノやシンセ、エレクトーンなどが上達してくると、手元を全く見ずとも演奏できてしまう事ができる人がいます。「譜面」や、耳で「自分が出す音」に注意を意識を集中させるためには、極力、手元を見ない方がいいのです。ピアノ練習を始める初期段階で、ブラインドタッチの能力が身に付いていれば、その後の上達は飛躍的に速まります。

ブラインドタッチ演奏の利点

・正しい姿勢を保つ事ができる
・自分が出す音に集中できる
・譜面に集中できる
・早く暗譜できる
・位置を記憶しているのでミスタッチが少なくなる
・結果的に良い演奏ができる

目を閉じて練習するのは遠回りのように思えて、実は「急がば回れ」という事になります。

では、この「ブラインドタッチ奏法」を、どうやって練習していけばいいのでしょうか?すぐに習得できる技術ではありませんから、段階的な手順を踏んでいきます。

ブラインドタッチの習得において初期段階ではリズムに合わせた練習は逆効果ですが、ある程度、位置がつかめてきたら、リズムに合わせた練習方法へと移行していかねばなりません。


全ての鍵盤の中心の位置を探し当てる:座り方(88鍵ピアノ)

まず体の中心が全ての鍵盤の中心に来るようにして座る事が大切です。中心軸がずれていると、各鍵盤の位置を探り当てる事が困難になるからです。

まず椅子をピアノの中心の位置に置きます。
椅子に座ります。
目を閉じます。
両腕を左右に開きます
左小指で音が一番低い鍵盤を探し当て、そこを押さえます
右小指で音が一番高い鍵盤を探し当て、そこを押さえます
腰を浮かし、体の中心が全ての鍵盤の中心にくるよう位置を調整します。
椅子に座り直します。
目を開けて、自分の中心(おへその位置)が
「ミ」と「ファ」の間にある事を確認します

以上の練習を何回も繰り返し、鍵盤の中心の位置の感覚をつかんでいきます。


座る時の姿勢

上体が猫背になってしまわないよう注意し、軽く胸を張り、アゴも軽く引き、上体を軽く上に引き上げます。
視線は真っ直ぐ正面を見ます。譜面を見る際は、目の視線だけを移動し、アゴや上体はそのまま動かないようにして正しい姿勢を保ちます。


とにかく鍵盤を触ってみる

目を閉じて両手で鍵盤を触ってみましょう。白鍵と黒鍵の凹凸を感じてみましょう。盲目のピアニストは、どうやってピアノを弾いているのでしょうか?ピアノのブラインドタッチとは実はこの「白い鍵盤」と「黒い鍵盤」の高さの違いを利用していきますので、どういう仕組みになっているのかを視覚ではなく触感で理解しておく必要があります。さらに慣れてくれば、凹凸を殆ど利用しなくとも、鍵盤の位置がつかめてきますが、それはなかり上達した先の話です。


「ド」の位置を探し当てる

まず最初に覚える位置が「ド」です。この位置を基点として、他の各鍵盤の位置を覚えていきますので、非常に重要です。

目を開けて右手の親指で「ド」を押さえます
鍵盤から手を離します
目を閉じて両腕を完全に脱力します
目を閉じたまま右手の親指で「ド」を押さえます
場所が解らない場合、他の鍵盤を利用して位置を探り当てます
ピアノのブラインドタッチの練習:「ド」の位置を探し当てる


練習曲では、以下の各種方法で練習してみてください。

他の鍵盤を利用して「ド」の位置を探り当てる方法

両側が黒鍵に囲まれた白鍵どうしの間のくぼみは、「ミとファ」「シとド」しかありませんから、それを利用します。
ピアノのブラインドタッチ EF BC
・中指で体の中心にある「ミ」と「ファ」の間を探り当てる方法
・親指で「シ」と「ド」の間を探り当てる方法

黒鍵には「二つ並んでいるブロック」と「三つ並んでいるブロック」がありますので、これを利用します。
ピアノのブラインドタッチ 黒鍵を利用する方法
・黒鍵が2つ並んでいる位置の左側が「ド」
・黒鍵が3つ並んでいる位置の右側の右側が「ド」

他の指で「ド」の位置を探り当てる練習

右親指で「ド」の位置を探し当てる事ができるようになったら今度は「人差し指」で、「中指」で、「薬指」で、「小指」で「ド」の位置を探し当てる練習をしていきます。「ド」を押さえる指が変わるごとに、探し当てるためのガイド役の他の指も変わります。

同じ事を左腕でも練習します

右手の全ての指で「ド」の位置を探り当てる事ができるようになったら、全く同じ事を、今度は左手で練習していきます。

これは非常に地味な練習ですが、「ド」の位置さえ把握してしまえば、後はそれを基点とした「幅の感覚」を習得していくだけです。ですから、ここは我慢強く忍耐強く繰り返し練習していきましょう。


ドレミファソファミレドの練習

指変えが無く比較的楽に練習できる「ド レ ミ ファ ソ ファ ミ レ ド」の練習をします。これはつまりは鍵盤ひとつひとつの間隔を覚えるための練習です。

目を開けて右手で「ドレミファソファミレド」の練習をします
鍵盤から手を離します
目を閉じて両腕を完全に脱力します
目を閉じたまま右手の親指で「ド」の位置を探し当てます
目を閉じて右手で「ドレミファソファミレド」の練習をします
ピアノのブラインドタッチの練習:ドレミファソファミレドの練習














ドレミファソファミレ・ドレミファソファミレ・ドレミファソファミレ・・・と繰り返していきます。

逆の流れでも練習します。
ソファミレドレミファ・ソファミレドレミファ・ソファミレドレミファ・・・と繰り返していきます。

同じ事を左腕でも練習します

右手での練習を終えたら、全く同じ事を今度は左腕で練習します。1オクターブ下げて練習した方が良いかもしれません。


単音程の練習

次は、目を閉じた「ドレミファソラシド」の音階練習です。上がる時も下がる時も指を交差させますので、最初のうちは目を開けて、慣れてきたら前回と同じ手順で目を閉じて練習していきます。


上がる音階

「ファ」を弾く時は、中指の下に親指をくぐらせ、再び親指から音階を弾いていきます。












ピアノのブラインドタッチの練習:単音程の練習 上がる音階

白鍵盤どうしの横の幅の感覚がつかめていないと、同じ鍵盤を再び弾いてしまったり、鍵盤を二つ同時に弾いてしまったり、お隣の、さらにお隣の鍵盤を弾いてしまったりしますから、注意が必要です。気長に練習していきましょう。


下がる音階

「ミ」を弾く時は、親指の上から中指を交差させ、再び中指から音階を弾いていきます。












ピアノのブラインドタッチの練習:単音程の練習 下がる音階


上がって下がる音階

ピアノのブラインドタッチの練習:単音程の練習:上がって下がる音階


同じ事を左腕でも練習します

1オクターブ下げて練習した方が良いかもしれません。


複音程の練習

次は、同じく目を閉じて「ドレミファソラシ・ドレミファソラシド」の音階練習です。

上がる複音程

2回目に「ド」を弾く時は、薬指の下に親指をくぐらせ、再び親指から音階を弾いていきます。






















ピアノのブラインドタッチの練習:複音程の練習:上がる音階


下がる複音程

2回目に「ド」を弾く時は、親指の上から薬指を交差させ、再び薬指から音階を弾いていきます。






















ピアノのブラインドタッチの練習:複音程の練習:下がる音階


上がって下がる複音程

ピアノのブラインドタッチの練習:複音程の練習:上がって下がる複音程


同じ事を左腕でも練習します

1オクターブ下げて練習した方が良いかもしれません。


オクターブの練習 その1

「ド」から隣の「ド」までの幅を覚えてしまえば、今後それを利用して様々な応用が利きます。
音階、オクターブ奏法、アルペジオ奏法、ブロックコード奏法、ストライド奏法などは、1オクターブの幅を覚えていると非常に楽になります。

目を閉じます
右手の親指で体の中心に一番近い「ド」を探し当てます
右手の小指でオクターブ上の「ド」を探し当てます

下のド上のド下のド上のド

とメトロノームに合わせて繰り返し弾いていきます。
ピアノのブラインドタッチの練習:オクターブの練習 その1

鍵盤から手を離し、両肩を完全脱力して、再び最初からやり直します。

同じ事を左腕でも練習します

1オクターブ下げて練習した方が良いかもしれません。


オクターブの練習 その1-2

白鍵盤のみを使用したメジャースケールでオクターブの練習をしていきます。
1オクターブ上の「C」まで上がったら、再び「C」を弾いて、今度は下がっていきます。

ピアノのブラインドタッチの練習:オクターブの練習 その1-2


オクターブの練習 その1-3

こんどは半音ずつ上がって、ドまでいったらこんどは半音ずつ下がっていきます。白鍵盤と黒鍵盤とでは、オクターブの感触が微妙に違いますから、その違いを感じ分けていきます。

ピアノのブラインドタッチの練習:オクターブの練習 その1-3

オクターブの練習 その2

上がる練習

今度は綱渡りをするように指を差し替えて、右にどんどん上がっていく練習をします。

目を閉じます
右手の親指で体の中心に一番近い「ド」を探し当てます
右手の小指でオクターブ上の「ド」を探し当てます
小指と親指を入れ替えます
右手の小指でオクターブ上の「ド」を探し当てます
小指と親指を入れ替えます

ピアノのブラインドタッチの練習:オクターブの練習 その2 上がる練習

以上を鍵盤がなくなるまで何回も繰り返します。指を入れ替える時は、鍵盤が浮かないよう音が途切れない様にします。

下がる練習

次は左にどんどん下がっていく練習をします。

目を閉じます
右手の小指で一番高い「ド」を探し当てます
右手の親指でオクターブ下の「ド」を探し当てます
親指と小指を入れ替えます
右手の親指でオクターブ下の「ド」を探し当てます
親指と小指を入れ替えます

ピアノのブラインドタッチの練習:オクターブの練習 その2 下がる練習

同じ事を左腕でも練習します

右手での練習を終えたら、全く同じ事を今度は左腕で練習します。1オクターブ下げて練習した方が良いかもしれません。


各度数の幅の覚えかた

ピアノのブラインドタッチ 各度数の覚えかた

今度は、2度、3度、とかいった各度数の幅を記憶していきます。

1度親指だけ
2度親指と人差指
3度親指と中指
4度親指と中指
5度親指と薬指
6度親指と小指
7度親指と小指
8度親指と小指
※3度には短3度(マイナー)と長3度(メジャー)があります。
※7度には短7度(7th)と長7度(M7th)があります。

最初は、各度数ごとに個別に練習していきますが、一通り覚えたら今度はメトロノームに合わせ、1度、2度、3度、4度、5度、6度、7度、8度、と順番に練習していきます。

オクターブを越えた各度数の幅の覚えかた

指が届く人の場合、9度や10度の練習にもトライしてみましょう。また指が届かない場合であっても、タイムをずらして弾く練習ができます。練習曲では親指と小指を使い、8分音符でトレーニングしていきます。指の間隔を広げていきたいためレガートで練習します。左手でよく登場するオクターブ越えの3度のアルペジオ伴奏も、この練習を先にしておけば徐々に感覚がつかめてきます。

ピアノのブラインドタッチ オクターブを越えた各度数の覚えかた



様々なテンポ(速度)で練習

各練習曲は速度を変えて再生できる様になっています。色々なテンポで練習しましょう。徐々に再生速度を上げていくのも、徐々に再生速度を下げていくのも効果的です。


様々なキーで練習

各練習曲は音程を変えて再生できる様になっています。ここまではキー「C」で、白鍵だけを用いて練習してきましたが、次は全てのキーで同じ練習をしていきます。キーが変わると指使いも変わってきますから要注意です。定説の指使いにあまりにこだわり過ぎると、本来の目的が達成できない事もありますから柔軟にいきましょう。


続きます




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