曲の作り方(作曲法)について。色々な作曲の方法 脳内作曲、作詞、耳コピー、など
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曲の作り方(作曲法)


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作曲に特別な知識は必要ない=メロディーから作る

おはようございます!作曲コーナーにようこそ!極端な話、曲を作るのに何か特別な知識や技能など必要ありません。「鼻歌」で溢れてくるメロディーを録音して、誰かに詩やコードをつけてもらえば、それで済みます。実際に、そういう方法で作曲活動をしている音楽家はたくさんいます。いやむしろ、音楽の楽典の知識や楽器演奏技術は、作曲をする場合において邪魔になってしまう場合すらあります。

しかし、この方法で作曲する場合、音楽の知識を持った強力なパートナーが必要です。つまり脳内作曲と、それを具象化する作業を複数人(2人〜)で完全分業する体制となります。そのため、デュオやバンド等で行いやすい作曲方法です。


詩とメロディーが同時に浮かぶようにする方法

詩とメロディーが同時に浮かんでできたオリジナル曲は強力です。これが一番理想的な曲の作り方なのです。では、この作曲方法を身に着けるにはどうしたら良いのでしょうか?

殆どの人は「詩とメロディーが同時に浮かぶ」事は稀です。あったとしても年に数回程度のものでしょう。プロのアーチストでも年に数回しかアルバムを発表しないのは、このためです。しかしこの思い浮かぶ頻度を上げる確実な方法があります。それはアドリブで弾き語りをする練習を何回も繰り返す事です。メロディーも歌詞もコード進行も、その瞬間に思い付いたアドリブで演奏する、このトレーニングを続けていくと、何ら音を出さなくても(歌わなくとも楽器を弾かなくとも)頭の中で曲を作れる(脳内作曲)様になってきます。夢の中で曲が浮かんだりする様になってきますから、その時は夜中でも飛び起きて、録音しておきましょうね。それはきっと神様からの贈り物です。

先に作詞をする

まず「詩」を書いてから、それに曲を付ける、という方法です。この方法も、実に多くのミュージシャンが行っている方法です。先に詩を読んで「絶対にメロディーなど付けられない」と思うような詩でも立派に曲になっていたりします。先に作詞をしてからメロディーを付ける方法のメリットとしては、メッセージ性が強く出る、という事です。そうすると第一番、第二番と、歌詞に合わせ、メロディーが微妙に変化する作り方になります。アドリブとまではいきませんが、より自然なメロディー作りになるのです。

語呂合わせ、言葉数、とかいった「歌の作詞法」というものもありますが、とにかく詩を書き始める事です。

「歌物でない曲でも、作詞してから曲を作る」なんていう話を聞いた事があります。作曲に行き詰った時には、作詞から始めてみる、という方法も有効ですね。

先にコード進行を作る

自分でコード進行を組み合わせ、それにメロディーを乗せていく方法です。先にコード進行を組んでからメロディーを付ける方法のメリットとしては、自分ではなかなか思い付かないメロディーが出てくる場合がある、という事です。

この方法で曲を作るためにはまずピアノコードギターコードコード進行の勉強をはじめないといけません。

先にリズムを作る

「バンド演奏」や、「シーケンサーなどを使った打ち込み」によりリズムを作り、それを聴きながらベースラインやコード進行やメロディーを付けていく方法です。先にリズムを作ってからベースラインやコード進行やメロディーを付ける方法のメリットとしては、グルーブ感に溢れたメロディーができる、という点です。

この方法で曲を作るためには、バンドに参加するか、バンドを作るか、シーケンサーや電子楽器などを買うしかありません。

コード進行やリズムパターンから曲を作るコーナーは、こちらです


誰かが歌うための曲を作る

例えば、自分が大好きなアーチストが歌いそうな曲、そのアーチストに贈りたい曲をイメージして作ります。目的が明白なので、意外と簡単に曲ができてしまいます。

自分が歌うための曲を作る前に、自分以外の誰かが歌うための曲を作る、という手法は、作詞・作曲の手順として非常に良い結果をもたらします。異性が歌う曲、別の世代の人が歌う曲、自分とは全く違う世界に住む人が歌う曲・・・、と空想の幅が一気に広がりますから、色々な曲が浮かんできます。

曲とは自分自身のリアルな想い・体験を綴った曲もありますが、小説の如く完全に空想の世界を描いた曲も数多くあります。男性歌手が女性の心を女性の言葉で歌う曲が数多くあります。女性歌手が男性の心を男性の言葉で歌う曲が数多くあります。不思議な事に、異性の立場で言葉で歌った方が、異性の心に響きやすい、という場合もあるのですね。「自分」「現実」「性別」という枠だけに囚われ過ぎると作詞・作曲に行き詰ってしまう時がありますから、ここは自由にいきましょう。


歌物と、歌物とは完全に違う曲

曲とは、「歌物」と、「歌物とは完全に違う曲」に大別されます。

歌物

自分が今これから作る曲が、人に歌われる事を想定して作られた曲を「歌物」と呼びます。歌物の特徴は、音域が人間の歌唱可能な音域であること、フレーズの変化が突飛過ぎない事などが挙げられます。これを忘れてしまうと、歌からかけ離れた曲ができてしまいます。主にピアノで作曲する場合に起こる間違いです。自分だけが歌う曲であれば問題ありませんが、他の人が歌う、色々な人に愛される曲(愛唱歌)を作るのであれば、歌のメロディー音域の上下幅が広過ぎないに注意して作る必要があります。男女で音域に違いはありますが、2オクターブ程度が目安です。

歌物とは完全に違う曲

反面、歌物と完全に違う曲とは、まさしく楽器のために作られた曲で、音域やフレーズの制限から全て開放されます。とはいえ、そういう曲でも、中核にあるのは「歌心」であり、突飛なフレーズは、その「歌心」の伴奏やアドリブ部分であったりする場合が多いのですが。歌物と完全に違う曲を作る際の落とし穴は、フレーズの迷路に迷い込んでしまう事です。これを避けるにはまず中核の歌物旋律を作り、それを徐々に味付けしたり変形させていく手法を取る事です。こうする事で曲のテーマが一貫としたものになります。テーマが『超』激変するのは次の楽章で、という事で・・・。


アレンジを完成させる

メロディーとコード進行、リズムが決定したら、曲全体のアレンジメントを作っていきます。

弾き語りのアレンジ

歌物の場合まずは、その曲を弾き語りする際のアレンジをしていく事が、アレンジ学習の第一歩です。「弾き語りのアレンジ」???とお思いでしょうが、前奏、伴奏形式、合いの手、間奏、後奏、と、厳密に組み立てていく事で、弾き語りだけでも十分に聴かせられる曲にできます。
多くの場合、そのアレンジは忘れてしまいがちですから、なんとなくではなく譜面に残しておくと、より確実です。

複数の楽器を用いたアレンジ

オーケストレーション的な、サウンドで聴かせたい曲は、アレンジが勝負です。このサイトでアレンジをゼロから作成し完成できるページを設けました。MMLという音楽記述言語を用いてアレンジを詳細に作り込んでいきます。シーケンサーとしての殆どの機能を備えていますので、ネット上で楽曲作成ができます。

アレンジに酔わない!

歌物の場合、ピアノやギターで弾き語りしただけでも十分に聴き応えのある骨格のしっかりとした曲を選定すべきです。アレンジだけが魅力的で、歌のメロディーや歌詞に魅力のない曲は、すぐに飽きられてしまうものです。


既成曲をコピーして練習する

作るよりも、まずは物真似から!色々な曲をコピーしていくと自然と作曲法も学べます。楽しみながら作曲もできる様になる、というお得な方法です。殆どの人は、この方法で自然と作曲を学んでいきます。

歌本(ソングブック)で自分の好きな曲を歌う!

一番簡単で楽しく、しかも効果的な練習方法です。一番簡単な形式の場合は、歌詞とコード名のみ。複雑になると、ギターコード図、もしくはピアノコード図が掲載されます。もう少し複雑になると、歌のメロディーや伴奏のメロディーなどが譜面で掲載されます。一冊に1000曲とかいった沢山の曲が収録されたものがお勧めです。

スコアを買ってコピーする

有名なアーティストの曲であれば殆どの場合、その曲のスコアが販売されていますから、その譜面を見ながらコピーしていきます。そのため、ある程度譜面を読める事が大前提です。

耳コピーをする

慣れてきたら「耳コピー」という方法もあります。この方法が一番高度なコピーの方法であり、聴く耳が鍛えられていく、という利点もあります。「譜面には頼らない」というポリシーを持つ人の場合であれば最初からこの方法でコピーの練習を始めてみるのがお勧めです。

1パートのフレーズの耳コピーであれば、単音をそのままなぞるだけですが、その曲のコード進行を分析していくとなると少しややこしい話になります。

コード進行を解析する手順

1.曲全体の基本キーを把握
2.各小節のベースの音を記録
3.伴奏音やメロディーと照らし合わせながら
4.コードトーンを判定していきます

最終的には、曲に合わせて一緒にギターやピアノとかいった複数の音が出せる楽器を弾きながら、自分が判定したコードが正しいかどうかをチェックします。

ベース音とメロディー音からコードを割り出せる場合が殆どです。

しかし、ここでやっかいなのが、「分数コード」という存在です。またベース音はフレーズの如くゆらぎながら変化しますから、いくらベースの音が何かを聴き取れたとしても、その小節のコード名が何かはすぐには解らない場合があるのです。この問題を解決するには、各コードトーンの響きの特徴を全て把握しておくことです。そのコード音を聴いただけで、そのコード名を言い当てられる様になっていると耳コピー作業が楽になります。コード名当てクイズコーナーを作りました

それでも解らない場合は、その小節でどんな伴奏音が鳴っているのかを楽器ごとに1音ずつ調べていきます。そして構成音を書き並べ、メロディー音やベース音と照らし合わせながら、その小節のコードを判定します。


コード進行の引き出しを増やす方法

コード進行のパターン集を作る

自分が気に入った曲のコード進行を調べて、それをキー「C」に移調させ、記録を続けていきます。コード進行のパターンとは実はそれほど多いものでもありませんから、半年も続けていけば大抵のコード進行を網羅したパターン集が出来上がるでしょう。後はそのパターンを組み合わせて曲を作っていきます。

作曲とは無理やり作るものでもなく、本来であれば自然と溢れてくるものが一番なのですが、こういう風にしてパターンとして曲を作る方法は作曲に行き詰った時に有効です。

クラシックの曲はアイデアの宝庫

意外な事実ですが、「クラシックの曲はアイデアの宝庫」、です。コード進行のヴァリエーションの引き出しを増やしたいのであれば、「クラシックの曲」!ポップスでは考えられない様なコード進行やフレーズの組み合わせが出てきます。


楽器を覚える

楽器を覚えていくと、これまで聴いてきた曲が、どういう仕組みでできていたのかが次々と判明してきます。仕組みが解れば後はそれを応用していくだけです。
・知っている曲のメロディーをなぞる練習
・それにコードを付けていく練習

歌はからっきしダメで・・・という人でも、楽器を始めてみたらあっという間に上達!という場合もあります。歌と楽器演奏とは、どうやら別口の様です。つまり歌を含め、誰でも必ず、何かしら自分に向いた楽器がある、ということです。

楽器による作曲の落とし穴

例えばピアノでメロディーを組み立てていく場合、手の癖に影響を受けてしまったり、理屈っぽい変なズレた様なメロディーが出来上がってしまったりする場合があります。これは完全に手先で指先で作曲してしまっている状態です。

メロディーとは心から溢れる感情を歌として翻訳し、それを音として翻訳したものですから、楽器音からメロディーを組み立てるというのは実は完全に逆の順番で作曲している事になります。そうなると「何か変だな?」という様な曲ができてしまいます。

クラシックのピアノ曲は、器楽的な曲に聴こえますが、実はその裏に「歌」「カンタービレ」が隠されているものです。多くのクラシックピアニストが歌いながら唸りながら曲を弾くのは、その「隠されたカンタービレ:歌」を感じながら弾いているのですね。

心 → 感情 → 歌 → メロディー

という順番を忘れない様にしたいものです。

そうなると「楽器を用いた作曲でも、例えそれが器楽曲であっても、実は歌いながら作曲していく方がいい曲ができる」という事になります。


自分の曲にマイナスイメージを持たない

例えば「古臭い」「牧歌的だ」「青臭い」などといった、自分が作った曲に対するマイナスイメージを持たない事が肝心です。それが歌として歌われた時、その曲は、歌い手、弾き手、それぞれの個性によって輝き出すのです。背伸びせず、今の等身大の自分を受け入れ、どんどん曲を作っていきましょう。イマイチだと途中で投げ出さず、とにかく最後まで仕上げる様にしていけば次第に実力が付いていきます。


同じメロディーでもコード付けは無限

これはアレンジのヴァリエーションとして行うテクニック的な面もありますから、作曲やアレンジの学習の初期段階では、考えない方がいいのですが、後々、必要になる場合もあります。

例えばキーが「C」のメジャーの曲で、その小節の音が「C(ド)」だったとします。この小節に割り当てる事が可能なコードは、

C、Cm、Am、D7、E♭、A♭、Fm/C、・・・

など実に無限に様々なコードを割り当てる事ができます。全く同じメロディーでも様々なコード付けができる、という事を頭の隅で覚えておきましょう。これを利用して、1番と2番とで微妙にコード進行を変えるテクニックがあります。

何故こんな混乱してしまう様な事を敢えて書くかというと、クラシックの曲のコード解析していて、普通のポップス曲では考えられない様な、仰天する様なコード進行に幾つも遭遇したからです。「クラシックの曲は退屈で古いものだ」と長年思い込んでいましたから衝撃的でした。今思うのは「可能性は無限である、制約などにあまりとらわれない方がいい」という事です。


コード進行を自動再生するコーナーを開設しました
作曲のためのツールとしてご利用くださいませ。


続きます


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