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Cキーでまとめあげたコード進行の一覧

こんにちは! ここではキー「C」において、基本的なコード進行をご紹介していきます。コード進行の引き出しを増やすにはまず、キーをCに固定して、その中でのヴァリエーションを追求するのが、学習の王道です。これまで実に様々な曲をコピーしてCに移調してきました。驚くべき事に、コード進行の種類とは、実はそんなに多くない、という事実です。キーやメロディーや歌詞や声やテンポやアレンジが違ったりするので違って聞こえるだけです。これは裏返せば、同じコード進行でも様々な曲を作る事ができる、という事になります。

作曲をする際には、
・メロディーにコードを付ける場合
・コードを弾きつつ次のコードを付けていく(即興で考えていく)場合
・コード進行から曲を作る場合
があります。とにかく作曲するにおいてコード進行(コード付け)というものは作業として必ず付随してきますから、「コード進行の引き出し」をあらかじめ頭に入れておくと速く作曲できるようになります。

現在は曲名当てクイズに突入中!

コード進行を自動再生するコーナーを開設しました
作曲のためのツールとしてご利用くださいませ。



コード進行は相対的に覚える

コード進行をアルファベット名で絶対的に覚えると、移調の際に応用が効かず、頭がこんがらがってしまいます。

そのため慣れてきたら、コード進行は相対的な位置関係で覚えるのが得策です。「2度のマイナー」、「減5度のm7-5」、「Um7」といった覚え方をすると、曲とコードの骨格そのものが頭に入ってきます。

以下のフォームで、このページのコード表記の変換ができます。





白鍵だけを用いたコードを、まず覚える

キー「C」で使われる基本コードは、ピアノやキーボードの白鍵だけを用いたコード(ダイアトニック・コード)(diatonic chord)であれば、どれでもうまくマッチします。

C F G

最初は、この3つだけでも十分です。コードの真の骨格とは、実はこの3種類しかないのです。

ハッピー・バースデー・トゥー・ユー (Happy Birthday to You)

コード進行と歌詞
happy birth day to
C
you
G         
happy birth day to
G
you
C
happy birth day dear
C
〜ちゃん happy
F
birth day
C
to
G
you
C

C

和訳:
おたんじょうび、おめでとう!
おたんじょうび、おめでとう!
おめでとう、___ちゃん、
おたんじょうび、おめでとう!

「おたんじょうび、おめでとう」をコード:キーCで、

G

V おたぁーんー じょぉおーーうぅ〜びぃー v おめでぇーとぉーー! v
  C G

おたぁんじょーぉーぅうび、v おめでぇーとぉーう! V
C

お−めぇでぇーとぉー v 、___ちゃぁ――ん-、V
F

おたぁーん-じょぉおーうーびぃーー v おめで-とぉおーー〜おーー!
C G C




C Dm Em F G Am

次の学習過程として、とりあえずこの6種類だけ覚えてしまえば色々な曲が作れます。コードの勉強をしていると、ついつい深みにはまり「複雑なコードやコード進行を使うのが偉いのだ」と勘違いしてしまいがちですが、民謡、演歌、フォークなどのジャンルは、コードの複雑性よりは、歌唱の表現力の方が、より強く深く求められる事になります。結局、歌には叶わないのですね。

C CM7 Dm Dm7 Em Em7 F F6 FM7 G G6 G7 Am Am7 Bm7-5
もう少し複雑にしたい場合。これが白鍵だけを用いたコードの全てです、

突き詰めていくと、無限にありますが・・・
CM7(add9) Csus Dm6 FM7(add9) Am7(add9)
C/E C/G F/A F/C G/D G/B Am/C Am/E などなど・・・



コードの3つのグループ

C F G

が「コードの三種類の骨格」です。

それが、さらに2種類に分かれ六種類になります。
CFG
AmDmEm

民謡や演歌やフォークソングの多くは、この3つのコードだけでできています。つまり、メジャーの場合「C・F・G」、マイナーの場合「Am・Dm・Em」、この3つもしくは6つさえ覚えてしまえば色々な曲が作れる、という事です。現代風にしたい場合、後述する関連グループのどれかで代用していきます。こう考えると、コード進行とは実は非常にシンプルなものである事がわかります。


コードの真の骨格は三種類しかない」と前述しましたが、その関係は以下の通りです。

メジャーの場合

C C6 C7 CM7F F6 F7 FM7G G6 G7
Am Am7Dm Dm7 Bm7-5Em Em7
A A7D D7E E7

マイナーの場合

Cm Cm6 Cm7Fm Fm6 Fm7Gm Gm6 Gm7
Am-5 Am7-5 EbDm-5 Dm7-5 AbEm-5 Em7-5 Bb
C7 A7F7 Ab7G7
CdimFdimGdim

これら3グループは、名前が違うものの、コード構成音と響きが非常に似ているので、代用として使われる事があります。これをもって「代理コード」と呼ぶ場合があります。

解りやすい例で列記していきましょうっ!
「F6」=「Dm7/F」
「G6」=「Em7/G」
「C6」=「Am7/C」
「Bm7-5」=「Dm6」
となります。これらのコードは、構成音を省略しない場合においては、
いずれもベース音が違うだけで、コードの構成音は完全に全く同じです。



「13」よりも「6」

最近思い出した事:順番的には、少し先走りした内容を書いておきます:

例)キー「C」で解説します:
G13 G7 C

よりも、

G6 G7 C

の方がいい、という研究結果が出ております。

理由を詳細に説明していきましょうっ:
・そもそも「7」という音は「不協和音」!さあ、ここぞ、という瞬間しか使わない方が効果的です。
・「13」というコードは、「7+6=13」という非常に複雑な響きなので、「7」よりも不快感が強い:
 ※7thと6thとの半音違いの織り込み:普通の人は感じ取れない場合が多い
・しかし「6」という和声には中間的な響きがあり、不快感が比較的少ない、

という訳です。
洋楽ボサノヴァジャズ畑専門の人には?でしょうが、だがしかし、
それが「民謡・フォーク・演歌」等の純粋な歌曲になってくると、
決して無視できない条項なのです。

「いかに音数を減らすか?」「いかに音を厳選するか?」
という方向性で考えていく必要もあるんだな、
という事においては、クラシックの名曲で体感しておりましたが、
それを最近ついつい忘れていました、

そういう意味において、大滝詠一の「雨のウエンズデイ」の和声手法の的確さを、
いま再び実感している今日この頃であります



「m7-5」よりも「m6」

最近思い出した事:順番的には、少し先走りした内容を書いておきます:

例)キー「C」で解説します:

Bm7-5 E7 :洋楽向け
Dm6 E7 :民謡、フォーク、演歌向け

「Bm7-5」というと、洋楽を知り始める時期には非常にかっこいい響きに聴こえるのですが、
いや例え洋楽であったとしても、この「Bm7-5」よりも、「Dm6」
の方が断然曲に合う、そういう瞬間があります。

「Bm7-5」と「Dm6」、構成音は「全く」同じで、ベース音をかえただけです。
でも、そのベース音が違うだけで、響きは「全く」といっていい程に違うのです。

応用して考えていきましょう!
「Dm6/F」も構成音は「全く」同じです。

「Dm6/A」も構成音は「全く」同じです。


※伴奏音にベース音を絶対に加えない音構成にすれば、
構成音は「全く」でも、
ベース音変えただけで「音配列」は完全に違うものになり、
そうなれば、響きも「全く」といっていい程に違う響きになるのです。


この事を耳で理解するには、バンド演奏ではなかなかその瞬間が理解できないものです。
そのため個人練習として、ピアノやギターなどの「単体で成り立つオーケストラ楽器」で、
音の響きの違いを、耳に叩き込んでおく必要が出てきます:


「Bm7-5」は、この同じ音構成のグループの中では実際かなり特殊な響きである事にお気付きになられましたでしょうか?
そこで、「Dm(add6)」を基準として考えていく方式もいいですね。
「Dm6」「Dm6/F」「Dm6/A」「Dm6/B」と、いう訳です。




演歌の定番コード進行:マイナー

AmDmAmE7
DmAm
AmDmAm    E7Am

※各小節で4回ストロークしてください。

Am Dm E7 の3つのコードだけで出来上がっています。2行目はブレイク的な変拍子です。空白部分は弾きません。最後のキメは Am6 でジャラ〜ンと。

コード進行の学習素材に演歌や民謡は最適です。曲の骨格を知る事ができるので、以後、迷路に迷い込む事がなくなります。

※演歌や民謡では、Dm7やEm7とかいった「m7」系は使用しない場合が多いです。雰囲気が逆にこわれてしまうからです。



演歌の定番コード進行:メジャー

CCFG
AmEmDm    GC
CFDmG
AmCDm    GC

※各小節で4回ストロークしてください。

C F G Dm Em Am の5つのコードだけで出来上がっています。
C=Am、F=Dm、G=Em なので、「C F G」だけで作ってもいいのですが、メロディーや歌詞との兼ね合いや雰囲気を変える時に「Dm Em」は重宝します。

例えばメロディーが「D」の時、Fを使うよりはDmを使う方がしっくりくる時があります。

実は、このコード進行には既に「歌詞」を付けてあります。オリジナルソング、だったりします。

お、
G7

く〜れが〜ちいな〜 はな〜ふぶ〜きー〜
C F G

・・・きみを お〜もう は、な〜ふーぶう、き〜
Am Em Dm G C

い〜ま〜、き〜みは、どうしてーいーる〜?
C F Dm G

きみ〜を〜、おも〜う は、な〜 ふ〜ぶ、きー
Am C Dm G C





アメリカン・ポップ王道の定番コード進行

C  Am  Dm  G  

'60〜'70年代のアメリカン・ポップによく登場するコード進行の典型的なパターンです。日本においては、大滝詠一や山下達郎の曲にもよく出てきますね。

C  Am  Dm  G
Em  Am  Dm  G  

CAm7Dm7G7
Em7Am7Dm7G7

単純な流れと思いがちですが、メロディーを工夫すれば様々な味わいを付加できます。それに歌詞とアレンジが加われば無限の世界!



さわやか!「登っていく」コード進行

C  Em  F  G  

てんとう虫〜の

C  Dm  Em   F  
D/F#D/F#GG

まるで心を開放していく様なコード進行です。ビートルズの「Here, There and Everywhere」のAメロが、まさしく、このコード進行です。


分数コードの使い方

コードのベース音をルート音以外にするのが分数コードです。単純なコード進行でも、メロディーと検討しながら分数コードを使う事で曲に立体感が出てきます。クラシカルな味わいを加味したい時にも有効です。

基本的にベースの音は、その瞬間のメロディーの音と重複しない様にします。

分数コードについて、詳しくはこちらをどうぞ

オーソドックな例

CC/GCC/G

CF/CCC

CC/EFF
C/GG7CC

どんどん上がっていく場合

AmG/BCA/C#
DmB/D#EmF
D/F#GE/G#Am



バラードでよく登場する「降りていく」コード進行

特にバラードにおいては「分数コード」が多用されます。

C  G/B   Am    C/G   
FC/EDmG7

C  C/BbF/A   Fm/Ab
C/GF#dimFF/G

バッハの「G線上のアリア」も、いわゆる分数コードの集合体です。バラードに分数コードは良く合うんですね。



分数コードにしないバラードのコード進行

C  G  Am  Em
FCDmG7  

この流れは、「C G/B Am Am/G F C/E Dm Dm7/G」というコード進行を、分数コードを用いずに置き換えたものです。ベース音が上下するので変化に富み、また叙情的な流れなので、フォークにもよく登場します。メロディーとの兼ね合いで、どちらを使うかを随時検討していきます。



マイナーの曲でよく使われるコード進行

Cm  Fm  Cm  G7  
CmEbDm7-5G7
AbBbCmCm

Cm=Ebですから、Ebキーで出てくるコードが全て使えます。



キー「C」において使われる黒鍵混じりのコード

黒鍵OK、という場合、実に大量のコードが使われます。

C7 DbM7 C#dim Dm7-5 EbM7 D#dim E7 Em7-5 F7 F#dim F#m7-5 G7+5 G7(-9) AbM7 Abdim A7 Am7-5 Bbdim B7 Bm7-5
とりあえず、これだけ覚えておけば、どんな曲でも作曲できてしまうでしょう。

Dm7-5G7  C  C/D
Em7-5A7Dm7Dm7/G
F#m7-5B7Em7Em7/A

CC#dimDm7D#dim
Em7FF#dimG7
G#dimG#dimAmAm

FM7BbM7EbM7AbM7
DbM7DbM7CC



ラテン特有のコード進行

テンションコードが頻繁に用いられます。Cに関しては、いわゆる「5thクリシェ」ともいえるフローです。

CC6CM7C6
CC6CM7C6
FF6FM7F6
FmFm6FmM7Fm6

「6」「M7」「m6」「m7」「mM7」などのテンションコードが、コードに様々な色彩感を与えてくれます。

Dm7G7Dm7G7
Em7A7Em7A7
Dm7G7Dm7G7
CM7C6CM7C6

ダンサブルな曲調のサンバやボサノヴァなどに登場するコード進行です。



ブルースのコード進行

C7F7C7C7
F7F7C7C7
G7F7C7G7

C7F7C7C7
F7F7C7C7
G7F7C7Ab7    G7

今さら何をかいわんや、という感じのブルース定番の流れです。



ジャズ・ブルースのコード進行

ジャズ風に少し複雑にアレンジしたブルースです。

メジャー・ブルース

C7F7C7C7
F7F#dimC/GEm7-5    A7
Dm7G7C7G7

マイナー・ブルース

Am13Bm7-5 E7(+9)Am13C#dim
Dm7Dm7Am13Am13/G
F13E7(+9)Am13Bm7-5   E7(+9)

解決コードG7へと収束する、3種類のキメのフレーズ

CC7/EFF#dimG7

CC7/EFAb/GbG7

CC/BbF/AAb7-5G7

2番目と3番目のコード進行は、よりジャズ的なアレンジです。2番目に登場する「Ab/Gb」は「Ab7」の分数コードです。



Cメジャーの曲に、Ebキーのコードを混ぜる手法

C  EbM7 Dm7 G7  
AbBbCC

C  Em7 EbM7 B7  
BbAbM7G7C

C≒Cm≒Ebですから、親和性が高い事を利用して、色々とトリッキーなコード進行が組めます。



C7の細分化

C7を細分化したコード進行です。

CC+5C6C7
FFDm7/GDm7/G

CEmAmC7
FFFmFm6

CCM7AmC7
FFGG7

CCGm7C7
FFFmFm6

CCM7Gm7F#7(-5)
FM7FM7FmM7Fm6

上記は、いずれも1行目は「C7」のままでもいいのですが、より、彩りを加えたい場合、この様にして似たコードで代用・細分化します。



泣かせ王道パターン

CCEmEm
Gm7A7Dm7Dm7
Fm7Fm7Em7Am7

Gm7→A7」「Dm7→Fm7」という流れが泣かせの「ツボ」です。



ドミナント進行し続ける!

Dm7G7CFM7
Bm7-5E7AmA7

毎月お引越し?(^^) 曲に目まぐるしい流れを付けたい時には、色々な種類のドミナント進行を繰り返します。

Dm7G7Em7A7
F#m7-5B7Em7G7

Em7からG7に、BbからG7に、というのはよく使われる手法です。



キー「C」におけるマイナー・クリシェ

コードの5th音(CであればG)が半音ずつ変化していくクリシェです。
キー「C」におけるマイナー・ルート・クリシェは、「Am」と「Dm」「Fm」が殆どです。

コードトーンが変化

AmAmM7Am7Am6
DmDmM7Dm7Dm6
FmFmM7Fm7Fm6

ベース音が変化

AmAm/G#Am/GAm/F#
DmDm/C#Dm/CDm/B
FmFm/EFm/EbFm/D

コードトーンとベース音、どちらを変化させればいいのか?は、メロディーと相談します。また雰囲気を変えるために同じメロディーであっても1番2番で、この二つを使い分ける場合もあります。

※Am/F#=F#m7-5、Dm/B=Bm7-5、という解釈もできます。ベース音が違うだけで構成音は同じです。



セブンスの前に別コードを挿入する手法

セブンスの細分化、ともいえる手法です。

Cメジャーキーの時のG7の細分化

Em G7C  

Ab G7C  

Bb G7C  


簡単にはセブンスにいかないぞ、と・・・曲に変化を付けたい時に使用します。

Aマイナーキーの時のE7の細分化

F E7Am 

G E7Am 

Bb E7Am 


ポップスでは馴染みの薄いコード進行ですが、クラシックや海外の曲では良く出てきます。クラシカルな雰囲気を演出したい時には最適!



マイナーコードから関連メジャーコードに先祖返り?

AmCFAm
DmFE7E7

AmCFAm
DmFEmG7

Am→C
Dm→F
Em→G

C→Am、、F→Dm、G→Em、という王道パターンを逆にした例です。あまり使われませんが、マイナーからメジャーコードに落ち着くので、独特の味わいがあります。



一時的転調

キー「C」の場合に使われる一時的転調の一覧

Cm Eb F G Ab Am A Bb


コード進行やメロディーはそのままで二つ上に上げたりするのは、盛り上げる際によく使われ「移調」と呼ばれます。

それとは違い、曲の途中で全く別の調に一時的に移動し、コード進行も別のものにする手法は「転調」と呼び、曲作りに慣れてきたらチャレンジしていきましょう。

D E Gb などに転調する曲は稀にありますが、B Db に転調する事は殆どありません。Cと半音で隣接しているので、どうしても無理があるのです。



一時的にAメジャーキーに転調

DmDmAA
DmDmAA
DmEmFDm7/G
CCCC

Dm・A、で一時的にAメジャーキーに転調したかの様に思わせる手法です。「悲しいような楽しいような」、勇気が出るコード進行です。



一時的にEbメジャーキーに転調

Dm7Em7Fm7Fm7/Bb
CM7C6CM7C6

Dm7Em7Fm7Fm7/Bb
EbM7Eb6Dm7Dm7/G

Fm7/Bb ≒ Dm7/G です。代用が可能です。不思議な雰囲気を出したい時に使用します。



一時的にFメジャーキーに転調

Gm7C7Gm7C7
FM7F6FM7F6
Am7D7Am7D7
Dm7Dm7Dm7/GDm7/G
CCCC

Fメジャーキーに転調したのか?Gメジャーキーに転調したのか?と思いきや、Cメジャーキーのままでした、というフェイント・テクニックです。歌詞風にいえば「浮気ものがヨリを戻しに帰って来たっ!」という感じです(^^)



ジャズ的手法:ドミナント進行の代理

ここから、普通のコード進行をジャズ的なコード進行に変える手法の説明が続きます。

Em7Eb7-5Dm7Db7-5C6(add9)
Em7Eb13Dm7Db13C6(add9)

本来ドミナント進行である部分を、半音低いコードに置き換える手法です。つまり、元のコード進行は「Em7 A7 Dm7 G7 C」です。ジャズやボサノヴァではよく登場します。スタンダード・ナンバーをリアレンジする際によく使われます。

BbEbM7AbDbM7CM7

G7→CM7 をリハーモナイズ。エンディングなどでよく使われます。



ジャズ的手法:減5度の分数代理コード

ドミナント進行で移動する次のコードよりも半音高いセブンスコードを代理コードとして使用できます。「7」「b9」「-5」と、テンションが多いので、非常に複雑でジャズ的な響きになります。

C7 ≒ C7(b9)-5 ≒ Gb7/C

元のコード
C7A7D7G7

減5度の代理コード
Gb7/CEb7/AAb7/DDb7/G

他の応用例一覧
C7Gb7/C
Db7G7/Db
D7Ab7/D
Eb7A7/Eb
E7Bb7/E
F7B7/F
Gb7C7/Gb
G7Db7/G
Ab7D7/Ab
A7Eb7/A
Bb7E7/Bb
B7F7/B



ジャズ的手法:13(b9)を代理分数コードで読み替え

「13(b9)」という非常に複雑なコードを簡単に理解するために、低音部で「G7」(ルートとセブンスのみ)、高温部でメジャーコード「E」を弾きます。

G13(b9) ≒ E/G7

メジャーコード「E」のルート音が13th、3thが(b9)に該当します。音が密集していないので綺麗な響きになります。

他の応用例一覧
C13(b9)A/C7
Db13(b9)Bb/Db7
D13(b9)B/D7
Eb13(b9)C/Eb7
E13(b9)C#/E7
F13(b9)D/F7
Gb13(b9)Eb/Gb7
G13(b9)E/G7
Ab13(b9)F/Ab7
A13(b9)F#/A7
Bb13(b9)G/Bb7
B13(b9)G#/B7



ジャズ的手法:7(b9)+5を代理分数コードで読み替え

「7(b9)+5」という非常に複雑なコードを簡単に理解するために、低音部で「G7」(ルートとセブンスのみ)、高音部でマイナーコード「Abm」を弾きます。

G7(b9)+5 ≒ Abm/G7

マイナーコードコード「Abm」のルート音が(b9)、3thが3th、5thが(+5)に該当します。音が密集していないので綺麗な響きになります。

他の応用例一覧
C7(b9)+5Dbm/C7
Db7(b9)+5Dm/Db7
D7(b9)+5Ebm/D7
Eb7(b9)+5Em/Eb7
E7(b9)+5Fm/E7
F7(b9)+5Gbm/F7
Gb7(b9)+5Gm/Gb7
G7(b9)+5Abm/G7
Ab7(b9)+5Am/Ab7
A7(b9)+5Bbm/A7
Bb7(b9)+5Bm/Bb7
B7(b9)+5Cm/B7


ジャズのコードは複雑ですが、この様に代理コードで理解すると、意外と簡単に頭に入っていきます。特にピアノの場合であれば、左手と右手で振り分けて弾く事で演奏が容易になります。



キー「C」でB7を使う!

キー「C」でB7が出てくる事は非常に少ないですが、Emと絡めて使ったりします。

F#m7-5B7EmG7

そういえば、名前は忘れましたが、こういう曲がありましたね。

CB7E7A7
Dm7 G7C A9D9Dm7 G7

この曲もかなり衝撃を受けた曲です。

DmB7EmE7Am

という流れもGOOD!



翼を広げよう!

ここからは、少し長めのフォーメーションを解説していきます。なんとなく雰囲気がつかみやすい様に、曲名の様なタイトルを付けてあります。

FFG/FG/F
Em7Em7A7sus4A7
Dm7Em7FmFm6
Csus4CC(add9)C

タイトルそのまんまです。曲の展開部分でよく使われるコード進行です。



愛してます

FM7Em7Dm7CM7
FM7Em7Dm7Dm7/G

「Lovin' You」のコード進行が、まさにこれです。しょっぱなからFの曲かとおもいきや、実はCの曲だった!という驚きがあります。コードが上下に平行移動するフォーメーションはどれも綺麗な味わいがあります。



七転び八起き

CCBm7-5E7
AmAmC/GC/G
FFEm7A7
Dm7Dm7Dm7/GDm7/G

いったん下のコードに下がってドミナント進行「Bm7-5 E7」「Em7 A7」に移るフォーメーションです。

E7を細分化したものが「Bm7-5 E7」
A7を細分化したものが「Em7 A7」です。



帰郷

G7G7CC
A7A7DmDm
FFm6CAm
Dm7G7CC

Bメロの場合、「C」から始まるのではなく「G7」から始める事で、曲に立体感が出てきます。



夕暮れ

CM7CM7B7sus5B7
BbM7BbM7A7sus5A7
AbM7AbM7G7sus5G7
CM7EbM7Dm7Db7-5

半音ずつ下に降りて行く、非常に珍しいコード進行です。映画音楽「男と女」のコード進行がこんな感じです。ボサノバでもよく登場します。不思議感満載のこのフォーメーション、色々な応用方法があります。



AmGFE7
DmAmFG
Am

「F G Am」と、全音でコードが上下します。マイナーの曲ですが、F や G や E7 というメジャーコードを使う事で、力強さが出ます。



ホントは根明?

AmFGC G/B
AmFGC

Aマイナーで始まりつつ、実はCメジャーの曲だった!
という新鮮な驚きがあります。ロックっぽい曲にも合いそうですね。

EmEmAmAm
EmEmAmAm
DmDmG7G7
CCCC

Eマイナーの曲か?いやAマイナーの曲だった!いやいや実はCメジャーの曲だった!キー「C」において「Em」で曲が始まる事は非常に少ないので、イントロや、曲の展開部分で使えます。



行こか戻ろか

タイトルよりも都会的でおしゃれ(?)なコード進行です。

Dm7CM7Dm7CM7
Dm7 Em7Dm7/GA7sus4A7

Dm7から曲が開始し、循環し続けるフローです。
迷い(循環)から抜けるには、

Dm7CM7Dm7CM7
Dm7 Em7Dm7/GDm7/GCM7



付録:キーと度数の一覧表

1度2度3度4度5度6度7度
TUVWXYZ
CDEFGAB
DbEbFGbAbBbC
DEF#GABC#
EF#G#ABC#D#
FGABbCDE
GbAbBbBDbEbF
GABCDEF#
AbBbCDbEbFG
ABC#DEF#G#
BbCDEbFGA
BC#D#EF#G#A#

スケールを覚える事で度数も理解できるのですが、たまに頭が混乱した時とイメージトレーニングのために



続きます

およそ、この世に存在する全てのコード進行を「C」に移調してまとめていきます





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